まだ知らぬ、日本を訪ねて

趣味の日本庭園や近代建築の紹介ブログです。

令和5年GW 鎌倉旅行 〜3日目〜

瑞泉寺庭園 撮影:2023.05.06

 鎌倉旅行の3日目は、永福寺跡瑞泉寺鎌倉宮を訪ねました。

永福寺跡

 永福寺跡は、鎌倉市二階堂にある寺院跡で、現在は国の史跡に指定されています。源頼朝卿が源義経奥州藤原氏など数万の将兵の鎮魂のために建立しました。創建当時は壮麗な伽藍を誇った永福寺も応永十二年(1450)に火災で焼失後に廃寺になったとされています。現在では史跡公園として基壇と庭園の復元がなされ、往時を偲ぶ場所として整備されました。現地ではARを活用したアプリで、建築部分の復元イメージを見ることができるようになっています。

永福寺跡  撮影:2023.05.06

瑞泉寺

 瑞泉寺は、嘉暦二年(1327)に創建された臨済宗円覚寺はの寺院です。開山は夢窓国師で、鎌倉公方足利家の菩提寺となりました。造園家としても名高い夢窓国師は、瑞泉寺にも庭園を遺しています。その庭園は、岩を穿って作庭した、あまりに独創的な庭。でも、確かにこれは日本庭園であり、そのスケールの大きさに圧倒されました。

瑞泉寺 本堂  撮影:2023.05.06

瑞泉寺庭園 撮影:2023.05.06

 最終日の残り時間で鶴岡八幡宮を参拝しようかとも迷いましたが、大変な混雑でもあったため、次回以降に見送りました。また、時期をずらして、ゆったりと旅をしたいですね。