庭園情報
東三河を代表する花しょうぶの名所
愛知県豊橋市の賀茂神社。神君・徳川家康公とのゆかりも深いこの神社に隣接するのが、花しょうぶの名所である「賀茂しょうぶ園」です。
賀茂しょうぶ園散策の様子については、下記のページで掲載していますので、よろしければご参照ください。
園内の様子
冒頭の庭園情報で記した通り、賀茂しょうぶ園は昭和44年(1969)完成の庭園です。日本庭園の要素はそこまで多くはありませんが、その立地上、賀茂神社の神苑のような感じになっています。
太鼓橋
賀茂しょうぶ園の太鼓橋は開園から10年後の昭和55年(1980)に竣工しました。賀茂神社の参道にふさわしいデザインで造られています。賀茂しょうぶ園の中でも数少ない日本庭園の要素の一つです。
あずまや
園内にはあずまやが数か所設けられています。庭園のアクセントになると同時に、散策の際の休息できる場所にもなります。実際、訪問当日は夏のような暑さで、直射日光を避けられる貴重な場所になってました。
八橋
園内東側には八橋が数か所設けられています。花しょうぶが見ごろになる頃には素晴らしい景観を構成してくれます。
花しょうぶ
賀茂しょうぶ園には約300種・約3万7千株の花しょうぶが植えられており、一斉に咲き誇る園内の様子に圧倒されます。
賀茂神社
朱色の太鼓橋をそのまま進むと、賀茂神社の入口に進むことができます。先述の通り、神君・徳川家康公とも縁が深い神社となります。神秘的な雰囲気を漂わせる境内林と参道、石段の先にある賀茂神社と貴船神社、古社の風格を感じさせます。
賀茂神社の境内を歩くと、庭園の名残と思しき石組や流れの護岸があります。賀茂神社のホームページ、現地案内板、書籍にも特に記述はなく詳しいことは不明ですが、気になる存在です。
昭和44年(1969)に完成した比較的新しい賀茂しょうぶ園ですが、隣接する賀茂神社と相まって、地域住民の憩いの場となっていることが感じられる庭園です。
続きの記事は「歴史編」となります。よろしければご参照ください。