まだ知らぬ、日本を訪ねて

趣味の日本庭園や近代建築の紹介ブログです。

<旅行記>令和5年7月 軽井沢旅行

白糸の滝  撮影:2023.07.02

 令和5年7月、妻の実家に誘われて軽井沢を旅行しました。

1日目

軽井沢駅周辺

 北陸新幹線軽井沢駅に到着した後、妻の実家がレンタカーを借りるまでの間、軽井沢駅周辺を散策しました。

しなの鉄道 軽井沢駅

しなの鉄道 軽井沢駅  撮影:2023.07.01

 しなの鉄道軽井沢駅は、北陸新幹線(当時は長野新幹線と呼称)開業時に取り壊された明治21年(1888)建築の軽井沢駅舎を、旧軽井沢駅舎記念館として旧駅舎の窓枠や天井の一部を移築して平成12年(2000)に建設されました。平成29年(2017)にしなの鉄道が旧駅舎口として改札口や待合室を再整備、再び駅機能を復活させています*1。明治より避暑地として有名な軽井沢の玄関口として相応しい駅舎ですが、現在の立地は目の前に交番があるため、正面から全景を写真に収めるには難しい場所にあります。

zuito.hatenablog.com

草軽電鉄デキ12形電気機関車13号機

草軽電鉄デキ12形電気機関車13号機  撮影:2023.07.01

 草軽電気鉄道(現・草軽交通)は、かつて軽井沢と草津温泉を結んでいた鉄道路線で、大正4年(1915)に部分開通、同15年(1926)に全線開通、昭和37年(1962)に廃止されました。しなの鉄道軽井沢駅の近くに保存されているのは、デキ12形電気機関車の13号機で、廃線まで活躍した機関車となります*2軽便鉄道ということもあって、かなり小型な機関車です。

 初日は、この他に乗馬クラブに寄って、息子の乗馬体験を行ったりしました。

2日目

旧軽井沢、北軽井沢散策

 2日目は、旧軽井沢銀座あたりの散策、そして白糸の滝を訪ねました。

パウロカトリック教会

パウロカトリック教会  撮影:2023.07.02

 聖パウロカトリック教会は、旧軽井沢エリアにある教会で、昭和10年(1935)に建設されたアントニン・レイモンド氏による建築です。古さを感じさせないデザインが特徴の教会で、結婚式に人気な理由がわかります。

zuito.hatenablog.com

白糸の滝

白糸の滝  撮影:2023.07.02

 白糸の滝は、北軽井沢エリアにある滝です。自然の偉大なる力によってできた滝、と言いたいところですが、なんと昭和初期に造成された人工の滝のようです。ここまで違和感を覚えない人工の滝は、逆に素晴らしく思います。

 久しぶりに訪ねた軽井沢。北陸新幹線も停車するので、首都圏からは非常に行きやすい立地になっています。ぜひ、またゆっくりと行ってみたいですね。

*1:共同通信(2017.10.27)「旧軽井沢駅舎の改札口復活 明治の面影残す記念館に」『日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22777110X21C17A0CC0000/(2023.10.20 参照)

*2:草軽交通株式会社『草軽電鉄Web博物館』https://www.kkkg.co.jp/museum/history.html(2023.10.22 参照)