令和3年11月中旬、妻のご両親が東海地方を旅するとのことで、私たち一家も土日に合流しました。自動車で移動されるとのことでしたので、公共交通機関が近くを通っていない豊橋市の船形山普門寺の参拝を希望しました。
時期としては少し早いのですが、紅葉で有名な寺院となります。
仁王門
普門寺の駐車場からすぐの所に仁王門があります。この仁王門は江戸時代の寛文八年(1688)の建立で、現地の案内板によると、普門寺の中では一番古い建物とのことです。
境内の紅葉
普門寺は東三河地域の紅葉の名所の一つとされており、その中でも最も遅く色づくことでも有名です。訪問した時期が11月中旬だったため、まだ色づき始めといった感じでしたが、それでも綺麗な景色を味わうことができました。
鐘楼門
鐘楼門は客殿への入口に設けられている門であり、宝永四年(1707)に建立。鐘楼と門が一体となっています。
石段・大杉
客殿、鐘楼門の前の参道を左手に進むと本堂へと続く石段があります。上るのは大変ですが、なかなか雰囲気の良い石段です。石段を登り切ったところには、豊橋市の天然記念物に指定されている樹齢450年以上の大杉があります。
本堂
普門寺の本堂は元禄六年(1693)に建立。本堂には聖観世音菩薩が祀られています。紅葉のコントラストが美しいです。
大師堂
大師堂は安政元年(1854)に建立されたお堂です。真言宗の開祖、弘法大師を祀っています。裏手に見える紅葉が綺麗です。
弁天堂
細長い太鼓橋で渡った先にあるのが弁天堂です。こちらも、江戸時代の正徳四年(1715)に建立されています。弁天堂の先には、「普門寺旧境内」としてハイキングすることも可能なようです。昔は隣の遠江国にも寺領を有していた大きな寺院であったことが伺えます。
紅葉の時期としては少し早かったため、まだ色づき始めといった感じでしたが、非常に雰囲気の良い寺院でした。また機会があれば伺いたいです。