令和3年11月末、見頃を迎えている鳳来寺山へ紅葉を見に行きました。昨年の鳳来峡散策以来、気になっていた鳳来寺山。素晴らしい景色を見ることができました。
本長篠駅
鳳来寺山へは鉄道とバスを使って向かいました。写真は鳳来寺山に向かうバスと接続している本長篠駅です。ちょうどJR東海・313系が銀杏と撮れる位置に停車してくれるので絵になりますね。
本長篠駅は島式ホームの1面2線の駅ですが、駅舎側にもホームと線路が敷かれています。これは豊橋鉄道田口線が発着していたホームの名残で、現在は側線として活用されています。
新城市観光周遊シャトルバス
計画段階では、鳳来寺山へは新城市のコミュニティバスを使おうと考えていたのですが、乗車中の電車で「新城市観光周遊シャトルバス」があることに気づいて予約しました。
このシャトルバスは社会実験の一環として運営されているらしく、アンケートの回答やSNSでの紹介・発信を行うことを条件に無料で利用することができます。大型バスを用いており、非常に快適に移動できました。
参道の紅葉
シャトルバスでは鳳来寺山頂バス停(鳳来寺山パークウェイ駐車場)まで行くことができます。ここから鳳来山東照宮まで参道が整備されています。そこまでの道中、紅葉が綺麗に色づいていました。
参道からの眺望
参道の木々の合間からは鳳来寺山からの眺望を望めます。バスで気軽に来ることができましたが、雄大な景色を見ることができて驚きました。
鳳来山東照宮
参道を進むと鳳来山東照宮にたどり着きます。松平広忠卿夫妻がお世継ぎ誕生を鳳来寺で祈願した所、後の神君・徳川家康公が誕生しました。その逸話に感銘を受けた三代将軍・徳川家光公の命によりこの地にも東照宮が建立されています。現在では三大東照宮の一つとされ、本殿や拝殿などが国の重要文化財に指定されています。この空間が、江戸時代からそう変わっていないと思うと、なんだか感慨深く思います。
鳳来寺
鳳来山東照宮から更に進むと鳳来寺に辿り着きます。先述の通り、神君・徳川家康公との所縁が深い鳳来寺。明治維新後は、鳳来山東照宮と分離、廃仏毀釈の流れで衰退が著しかったものの、規模を縮小しながら今日まで維持されてきました。本堂は大正年間に焼失後、昭和49年(1974)に再建されています。また、本堂近くの展望台からは素晴らしい景色が眺めることができます。
今回は子供連れのためチャレンジしませんでしたが、山麓から延びている鳳来寺参道や国の重要文化財に指定されている仁王門が有名な寺院なので、いつか鳳来寺参道から登ってみたいですね。