令和4年のGWは滋賀県の長浜を旅しました。個人的にはかつて竹生島に参拝した際に寄ったことがあり、約10年振りの来訪となります。
長浜鉄道スクエア
GW初日はあいにくの雨。そのためJR長浜駅の近くにある長浜鉄道スクエアの見学のみとしました。
旧長浜駅舎
長浜鉄道スクエアの中核施設となるのが旧長浜駅舎です。明治15年(1882)竣工の国内現存最古の駅舎として鉄道記念物や滋賀県指定有形文化財に指定されており、1階部分は見学可能となっています。
鉄道黎明期の頃の建築のためか、思いのほか簡素な作りとなりますが、それでも竣工当時はこの英国風駅舎が長浜に与えた影響は大きかったと想像できます。
長浜鉄道文化館
長浜鉄道文化館は平成12年(2000)に旧長浜駅舎に隣接する形で開館しました。長浜付近の鉄道や水運の歴史等を紹介しています。鉄道黎明期、長浜駅は対露貿易の拠点である敦賀港と京都・大阪・神戸、そして東京を結ぶ交通の結節点でした。ここではその歴史の推移を学ぶことができる他、HOゲージやプラレール、絵本なども配置されており、子供も楽しめる施設となっています。
北陸線電化記念館
北陸線電化記念館は平成15年(2003)に保存車両を屋内展示するために建設されました。かつての国鉄北陸本線を走破したD51形793号蒸気機関車とED70形1号電気機関車を静態保存しています。訪問当日は修繕作業中で、D51の台枠に道具箱が置かれていたのはご愛敬です。
10年ぶりに訪問した長浜。長浜鉄道スクエアは国内現存最古の鉄道駅舎を見学することや、鉄道黎明期、そして北陸本線の交流電化の歴史を学べ、そしてD51形蒸気機関車やED70形電気機関車の保存車両を見学することができる、興味深い施設でした。