会津旅行3日目は会津の日本庭園をめぐりました。以前会津へ旅行した時は日本庭園の良さに目覚めていませんでしたので、いずれも今回が初めての訪問。どれもよい庭園でした。
御薬園
御薬園は会津若松家が整備した別邸・薬草園です。元々は永享四年(1432)に蘆名盛久が当地に別荘を建てたのが始まりとされます。その後、元禄九年(1696)に目黒浄定氏により修補され、現在にみられる姿になりました。
日本三大庭園と比べると大規模ではないものの、よくまとまった庭園です。
茶室麟閣
麟閣は鶴ヶ城内にある茶室です。元々は利休七哲の一人、蒲生氏郷卿が当時蟄居中の千少庵のために茶室を造らせたのが始まりと言われています。
戊辰戦後の鶴ヶ城解体の際、由緒ある茶室の消失を惜しんだ茶人・森川善兵衛氏により城下へ移築されていました。以後、森川家により保存されてきた麟閣は、市政90周年の平成2年に再び鶴ヶ城へ移築復元されました。
可月亭庭園美術館
可月亭庭園美術館は会津三名園の一つとして数えられる庭園です。会津若松の主な観光コースから外れているため、多少行きづらい部分はありますが、なかなか立派な庭園です。建屋は「旧鍋三本店(星野家住宅)客座敷」として国の有形文化財に登録されています。
今回訪問した三つの庭園はいずれも初めて訪ねました。規模はそれほど大きくはないものの、いずれもよくまとまった庭園です。今後も多くの人々を癒して欲しいですね。