
京都旅行の2日目は、梅小路公園にある京都鉄道博物館を訪ねました。
2日目
京都旅行2日目、朝早くに起きて向かったのは、梅小路公園。ここには、京都鉄道博物館や京都市電の車両が展示されている市電ひろばがあり、鉄道好きには外せないスポットになっています。
梅小路公園 市電ひろば・市電展示室・総合案内所

梅小路公園は、平成7年(1995)に京都市が平安建都1200年記念事業として整備した公園です。平成26年(2014)に拡張再整備された際、市電ひろばや市電展示室を設け、かつて京都市内を走行した京都市電の車両を保存展示するようになりました*1。京都市電の前身である京都電気鉄道は、国内初の電車の営業運転を実施した歴史を持ちます。ただ、訪問当日はちょうど改修工事中であり、見学することができませんでしたので、前回(2017)訪問時の写真とあわせて紹介します。
京都市交通局狭軌1型電車
京都市交通局狭軌1型電車は、明治38年~大正2年(1905~1913)にかけて、梅鉢鉄工所(後に帝國車輛工業へ改称、東急車輛製造と合併、現在の総合車両製作所)で製造された路面電車です。日本で最初に電車の営業運転を開始した京都電気鉄道株式会社によって運用された路面電車です。動力源を架線給電から蓄電池に変更する改造を受けながら、現在も梅小路公園内の専用軌道を走行しています*2*3。

京都市交通局広軌1型電車
京都市交通局広軌1型電車は、明治45年~大正10年(1912~1922)に製造された路面電車です。市電展示室に保存されている29号車は、明治45年(1912)に天野工場(後に日本車輌製造と合併)で製造されました。現在の京都市営バス、京都市営地下鉄の始祖とも言うべき車両です*4*5*6。

京都市交通局500型電車
京都市交通局500型電車は、大正13年~昭和3年(1924~1928)に製造された路面電車です。市電ひろばに保存されている505号車は、大正13年(1924)に田中車輛工場(後に近畿車輛へ改称)で製造されました*7*8。

京都市交通局1600型電車
京都市交通局1600型電車は、元々は600型として昭和12年~22年(1937~1947)に製造され、昭和41年~43年(1966~1968)にワンマン化改造を受けた路面電車です。市電ひろばに保存されている車両は、元々は607号車で、昭和12年(1937)に日本車輌製造によって製造され、昭和42年(1967)にワンマン化改造されました*9*10。

京都市交通局800型電車
京都市交通局800型電車は、昭和25年~31年(1950~1956)に製造された路面電車です。市電ひろばに保存されている890号車は、昭和31年(1956)にナニワ工機により製造されました。同型式のうち、70両はワンマン化改造を受けていますが、この890号車は改造を受けることなく廃車を迎えています*11*12。

京都市交通局900型電車
京都市交通局900型電車は、昭和30年~32年(1955~1957)に製造された路面電車です。市電ひろばに保存されている935号車は、昭和32年(1957)に日本車輌製造で製造されました*13*14。


京都市交通局700型電車
京都市交通局700型電車は、昭和33年~37年(1958~1962)に製造された路面電車です。市電ひろばに保存されている703号車は、昭和33年(1958)にナニワ工機で製造されました*15*16。

京都市交通局2000型電車
京都市交通局2000型電車は、昭和39年~40年(1964~1965)に製造された路面電車です。京都市が新製した最後の型式でもあります。梅小路公園の七条総合案内所として活用されている2001号車は、昭和39年(1964)にナニワ工機で製造されました(京都市交通局(2024)『市電保存館 on WWW (狭軌I型~2000型)』(https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000006788.html)))*17。

京都鉄道博物館

京都鉄道博物館は、平成28年(2016)に開館した鉄道博物館です。元々は大阪の弁天町駅高架下にあった交通科学博物館を移転させ、梅小路蒸気機関車館を拡張する形でリニューアルしました。展示車両数では大宮の鉄道博物館よりも多く、見所が多い博物館になっています。今回は、一部過去(2017年)に撮影した写真も含めながら紹介いたします。
7100形蒸気機関車
7100形蒸気機関車は、北海道の幌内鉄道開業に合わせて明治13年(1880)に米国・H.K.ポーター社(H.K.Porter)で製造・輸入された蒸気機関車です。牛などを排除するための排障器やダイアモンド・スタック煙突など、西部劇に出てきそうな外観を持っているのが特徴です。京都鉄道博物館で保存されている7105号機は、明治13年に製造・輸入された蒸気機関車で、当時は1号機「義經」を名乗っていました。*18。

1800形蒸気機関車
1800形蒸気機関車は、官設鉄道(京都~大津間)の勾配区間用の蒸気機関車として明治14年(1881)に英国・キットソン社(Kitson)で製造・輸入された蒸気機関車です。運用開始後は、京都~大津間、長浜~敦賀・大垣間の勾配区間で重用されました*19*20。

1070形蒸気機関車
1070形蒸気機関車は、明治30年~42年(1897~1909)に英国・ニールソン社(Neilson)等で製造、輸入されたD9形(後に6200形、6270形等に改番)蒸気機関車(テンダー機関車)を、大正14年~昭和3年(1925~1928)にかけてタンク機関車に改造した機関車です。京都鉄道博物館で保存されている1080号機は、明治34年(1901)に英国・ダブス社(Dübs)で製造され、大正15年(1926)に浜松工場で改造された機関車となります。昭和14年(1939)に日鉄鉱業へ払い下げられ、鉄鉱石、石灰石輸送に従事しました*21*22。

230形蒸気機関車
230形蒸気機関車は、明治35年~42年(1902~1905)にかけて汽車製造(後に川崎重工業と合併、現在の川崎車両)により製造された、国産初の量産型蒸気機関車です。官設鉄道や北越鉄道、北海道鉄道に納入されました。233号機は大正時代中期まで幹線で活躍し、その後は地方線区で運用、最終的には国鉄高砂工場の入換用機関車となりました。昭和37年(1962)に交通科学館で展示するため、当時の姿に復元し、現在に至ります。平成19年(2007)に日本機械学会より機械遺産に認定されている他、平成28年(2016)には国の重要文化財に指定されました*23*24。

9600形蒸気機関車
9600形蒸気機関車は、大正2年(1913)から大正15年(1926)に製造された貨物用蒸気機関車です。770両が製造された、大正時代を代表する蒸気機関車の一つでした。京都鉄道博物館で保存されている9633号機は、大正3年(1914)に川崎造船所(現在の川崎車両)で製造された機関車です*25*26。

8620形蒸気機関車
8620形蒸気機関車は、大正3年(1914)から昭和4年(1929)に製造された旅客用蒸気機関車です。687両が製造された、大正時代を代表する蒸気機関車の一つであり、貨物列車の牽引にも適した機関車でした。京都鉄道博物館に保存されている8630号機は、大正3年(1914)に汽車製造により製造された機関車で、動態保存されています。訪問当日もSLスチーム号の牽引機として走行していました*27。


C51形蒸気機関車
C51形蒸気機関車は、大正8年〜昭和3年(1919~1928)に製造された大型の急行旅客用蒸気機関車です。登場から15年間、狭軌鉄道として世界最大の1750mm径の大動輪を持っていたのが特徴でした。京都鉄道博物館で保存されている239号機は、昭和2年(1927)に汽車製造により製造された機関車で、昭和2年(1927)の即位礼から昭和28年(1953)の春の植樹祭までの間、お召し列車の牽引機を務めていました。*28*29*30。


D50形蒸気機関車
D50形蒸気機関車は、大正12年~昭和3年(1923~1928)に製造された貨物用蒸気機関車です。第一次世界大戦後、貨物輸送量が増加していた中、9600形蒸気機関車を超える機関車として設計されました。軸配置は、日本鉄道が米国から輸入した9700形蒸気機関車以来の1D1(ミカド形)であり、以後の貨物用蒸気機関車の標準となっていきます。京都鉄道博物館に保存されている140号機は、大正15年(1926)に日立製作所により製造された機関車です*31*32。

C53形蒸気機関車
C53形蒸気機関車は、昭和3年~5年(1928~1930)に製造された旅客用蒸気機関車です。国内向けの国産蒸気機関車では唯一の三気筒機関車でもあります(国産蒸気機関車としては、南満州鉄道向けのミカニ形蒸気機関車も存在しています)。京都鉄道博物館に保存されている45号機は、昭和3年(1928)に汽車製造により製造された蒸気機関車で、主に近畿、中国地方で運用されました*33*34。

C11形蒸気機関車
C11形蒸気機関車は、昭和7年~22年(1932~1947)に製造された旅客、貨物両用の中型タンク式蒸気機関車です。ローカル線での使用にも問題がないよう、全面的に溶接工法を採用する等して軽量化を図っています。京都鉄道博物館に保存されている64号機は、昭和10年(1935)に川崎車輌(現在の川崎車両)で製造されました*35*36。

D51形蒸気機関車
D51形蒸気機関車は、昭和11年~20年(1936~1945)にかけて1,115両が製造された大型の貨物用蒸気機関車です。京都鉄道博物館ではトップナンバー機である1号機が保存されています。昭和11年(1936)に川崎車輌(現在の川崎車両)で製造され、北陸地方から東北地方にかけて運用されていました。初期型の特徴であるボイラー上の覆いの形状から「半流線型」「ナメクジ」との愛称が付けられています*37*38。

C55形蒸気機関車
C55形蒸気機関車は、昭和10年~12年(1935~1932)に製造された旅客用蒸気機関車です。ウェッブ式スポーク動輪の採用、砂箱と蒸気溜の一体ドーム化、テンダーを含んで全てに溶接構造を採り入れるなどの特徴が挙げられます。京都鉄道博物館で保存されている1号機は、昭和10年(1935)に川崎車輌(現在の川崎車両)で製造され、主に北海道で活躍しました*39*40。

C56形蒸気機関車
C56形蒸気機関車は、昭和10年~14年(1935~1939)、および昭和17年(1942)に164両が製造された客貨両用の小型蒸気機関車です。距離の長い簡易線(ローカル線の中でも簡易な構造の線区)用に設計されたテンダー式機関車として設計されました。C12形蒸気機関車(タンク式蒸気機関車)と同時に共通設計されており、ボイラー、シリンダー、ロッド類、弁装置、動輪は同一のものとなっています。京都鉄道博物館に保存されている160号機は、昭和14年(1939)に川崎車輌(現在の川崎車両)により製造されました*41*42*43。

C58形蒸気機関車
C58形蒸気機関車は、昭和13年~22年(1938~1947)にかけて製造された中型の客貨両用蒸気機関車です。地方線区の主力機関車を目指して計画・設計された機関車となります。京都鉄道博物館に保存されている1号機は、昭和13年(1938)に汽車製造により製造され、関東地方や北海道で運用されました*44*45。

C59形蒸気機関車
C59形蒸気機関車は、昭和16年~22年(1941~1947)に173両が製造された大型旅客用蒸気機関車です。構造が複雑でトラブルも多かったC53形蒸気機関車の後継として設計された機関車で、国鉄最後のパシフィック機であり、「つばめ」「はと」「さくら」「かもめ」などの特急列車を牽引しました。京都鉄道博物館で保存されている164号機は、昭和21年(1946)に日立製作所によって製造された機関車です*46*47。

D52形蒸気機関車
D52形蒸気機関車は、昭和18年~21年(1943~1946)に285両が製造された、国内最大・最強の大型貨物用蒸気機関車です。戦時下での船舶の徴用、そして米軍の本格反攻により海運の輸送力の低下が深刻化するなか、牽引力1,200tを目標に設計された蒸気機関車でした。京都鉄道博物館で保存されている468号機は、昭和21年(1946)に三菱重工業によって製造された、D52形のラストナンバーとなる機関車です*48*49*50。

B20形蒸気機関車
B20形蒸気機関車は、昭和20年~22年(1945~1947)に製造された小型の蒸気機関車です。第二次世界大戦中、戦争需要により数多くの小型機関車が製造されていましたが、製造効率およびメンテナンス効率を向上させるため、規格形の制定が検討され、実際に製造された機関車となります。京都鉄道博物館で保存されている10号機は、昭和21年(1946)に、立山重工業によって製造されました。現在でも、動態保存されており、入換機として活躍しています*51*52。

C61形蒸気機関車
C61形蒸気機関車は、昭和22年~24年(1947~1949)に33両が製造された大型旅客用蒸気機関車です。敗戦後に多くの休車が生じたD51形蒸気機関車のボイラーを使用し、C57形蒸気機関車の足回りを「ハドソン」(動輪3軸、先輪と従輪が2軸の軸配置)に変更して製造した機関車で、自動給炭機が初めて採用された機関車でもあります。京都鉄道博物館で保存されている2号機は、D51形1109号機(昭和19年 日本車輌製造製)のボイラーを使用し、昭和23年(1948)に、三菱重工業によって製造されました*53*54*55*56。

C62形蒸気機関車
C62形蒸気機関車は、昭和23年(1948)に製造された蒸気機関車です。C61形蒸気機関車と同様、敗戦後に多くの休車を出したD52形蒸気機関車のボイラーを使用し、C59形蒸気機関車の足回りを「ハドソン」に変更して製造されており、結果的に国内最速最大の旅客用蒸気機関車となりました*57*58*59。京都鉄道博物館では、1号機(日立製)、2号機(日立製)、26号機(川崎製)の3機が保存されています。



DD51形ディーゼル機関車
DD51形ディゼル機関車は、昭和37年(1962)から製造されたディーゼル機関車です。国産ディーゼル機関車の決定版ともいえる存在でもあります。平成23年(2011)、東日本大震災の際は、石油不足が深刻化する東北地方に石油を届けるため、DD51の余剰車を全国(門司・吹田・愛知・鷲別)からかき集め、緊急燃料輸送列車として従事しました。寒さに震える東北地方の被災者を救ったと語り継がれるべき機関車です。


DD54形ディーゼル機関車
DD54形ディーゼル機関車は、昭和41年(1966)から製造されたディーゼル機関車です。京都鉄道博物館に保存されている33号機は、昭和46年(1971)三菱重工業によって製造されました。地方幹線の運用を想定しており、西ドイツ・マイバッハ社(Maybach)との技術提携によってライセンス生産されたエンジン1基と液体変速機を搭載、欧州風の外観が印象的な機関車です。しかし、故障が多く、早期に安定稼働するDD51形ディーゼル機関車に置き換えられました*60。

EF52形電気機関車
EF52形電気機関車は、昭和3年(1928)に鉄道省と日立製作所、芝浦製作所(現在の東芝)、汽車会社、三菱電機、川崎車輌、川崎造船の6社の共同設計によって製造された、国産初の大型電気機関車です。京都鉄道博物館で保存されている1号機は、昭和3年(1928)に日立製作所によって製造された機関車となります*61。

EF58形電気機関車
EF58形電気機関車は、昭和21年~33年(1946~1958)にかけて172両が製造された直流電気機関車です。初期型は敗戦後の混乱の中、十分な設計ができず、戦前のEF57形電気機関車を基に開発されており、前後にデッキを備えた車体となっていました。昭和27年(1952)の増備車からはデッキを廃して車体を長くし、客車暖房用の蒸気発生装置などを搭載し、以後は客車特急「はと」「つばめ」を牽引するようになります。京都鉄道博物館に保存されている150号機は、昭和33年(1958)に東京芝浦電気(現在の東芝)によって製造された機関車です*62*63。

EF65形電気機関車
EF65形電気機関車は、完成度の高さから国内最多となる308両が製造された電気機関車です。京都鉄道博物館で保存されている1号機は、昭和40年(1965)に川崎車輌(現在の川崎車両)・川崎電機製造によって製造されました*64。

EF81形電気機関車
EF81形電気機関車は、線区によって電化方式が異なる日本海縦貫線用に開発された電気機関車です。直流区間と50Hz・60Hzの交流区間に対応可能なため、全国各地で運用されました。京都鉄道博物館で保存されている103号機は、昭和49年(1974)に日立製作所により製造され、国鉄分割民営化後は寝台特急「トワイライトエクスプレス」の牽引機として活躍しました*65。

EF66形電気機関車
EF66形電気機関車は、昭和41年(1966)に試作車、昭和43年(1968)に量産車の製造が開始された直流電気機関車です。京都鉄道博物館で保存されている35号機は、昭和49年(1974)に東洋電機製造・川崎重工業により製造された機関車となります。急行貨物列車の速度向上を目指して開発されましたが、後年では寝台特急列車を牽引するなど、国鉄直流電気機関車の集大成とも言える機関車です。*66*67。

キハ81系気動車
キハ81系気動車は、昭和35年(1960)から製造が開始された特急形気動車です。昭和43年(1968)の東北本線の全線電化まで特急「はつかり」で使用され、その後は「つばさ」「いなほ」「ひたち」「くろしお」で使用されました。運用開始後はエンジン故障が多かったものの、その後の故障対策により安定的に運用されています。京都鉄道博物館で保存されているキハ81形3号車は、昭和35年(1960)に近畿車輛により製造されました*68*69。

80系電車
80系電車は、昭和25年(1950)から製造が開始された電車です。「湘南電車」の愛称でも有名なこの車両は、国鉄工作局長の島秀雄氏が高速電車列車を実現すべく取り組んだ車両であり、運用開始後は東海道本線等を走行しました。京都鉄道博物館に保存されているクハ86形1号車は、昭和25年(1950)に日立製作所により製造された車両です。国内初の長大編成かつ長距離の電車列車を実現した車両として、後の151系電車、ひいては0系新幹線電車へと繋がる技術革新の第一歩と言える存在です*70*71。

103系電車
103系電車は、昭和39年~59年(1964~1984)の長きにわたって製造された、国鉄を代表する通勤形電車です。山手線や京浜東北線、中央線快速、中央・総武緩行線、大阪環状線、東海道・山陽緩行線等、様々な路線で活躍していました。京都鉄道博物館に保存されているクハ103形1号車は、昭和39年(1964)に日本車輌製造により製造された車両で、103系のトップナンバーとなります。103系自体は、私自身も小学生時代に乗車していました。現役時代を知る車両が博物館に展示されているのをみると、歳を取ったことを実感しますね*72。

489系電車
489系電車は、国内屈指の急勾配区間として知られる信越本線横川~軽井沢間をEF63形電気機関車と協調運転により走行できるよう開発された車両です。京都鉄道博物館で保存されている1号車は、昭和46年(1971)に東急車輛製造によって製造された車両となります*73。

583系電車
583系電車は、車両の運用効率を良くするため、夜は寝台車、昼は座席車として使用できる万能型電車として開発された車両です。直流区間と交流60Hz区間対応の581系電車、直流区間と交流50/60Hz区間対応の583系電車が開発されており、この車両は583系電車の先頭車となります。京都鉄道博物館で保存されているクハネ581形35号車は、昭和43年(1968)に日立製作所によって製造されました*74。

0系新幹線電車
0系新幹線電車は、東海道新幹線の開業に合わせて昭和39年(1964)に製造された車両です。敗戦後、先述の80系電車から始まる鉄道車両の技術革新は、数々の技術上の課題を乗り越え、世界初の時速200km/hでの営業運転を実現するに至ります。京都鉄道博物館で展示されている4両は、いずれも各形式のトップナンバー。世界の鉄道の未来を変えた存在として、鉄道記念物に指定されています*75*76*77。

100系新幹線電車
100系新幹線電車は、昭和60年(1985)に運用を開始した車両です。京都鉄道博物館に保存されている車両は、平成元年(1989)に、日立製作所により製造されました。当時、東海道・山陽新幹線は開業以来、0系新幹線電車の増備で対応してきましたが、最新技術の導入、旅客ニーズに応えた客室設備の充実を図るために開発。シャープな印象と2階建て車両の導入等、新時代を予感させる車両です。*78*79。

500系新幹線電車
500系新幹線電車は、平成9年(1997)に運用を開始した、JR西日本が単独で開発した最初の、かつ現時点で唯一の新幹線車両であり、当時世界最速300km/hの営業運転を実現した車両です。その先進的なデザインは、今なお多くの人々を惹きつける魅力があります*80*81。いよいよ引退までカウントダウンが始まった500系*82、最後にもう一度、乗ってみたいですね。

京都鉄道博物館は、大宮の鉄道博物館とは異なる魅力がありますね。特に蒸気機関車の展示の充実は、目を見張るものがあります。また、再訪したいですね。
*1:京都市(2014)『平成26年3月8日 梅小路公園に新広場がオープンします!』(https://www.city.kyoto.lg.jp/kensetu/page/0000162277.html)
*2:京都市交通局(2024)『市電保存館 on WWW (狭軌I型~2000型)』(https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000006788.html)
*3:国立科学博物館産業技術史資料センター(1999)『産業技術史資料データベース』「京都市交通局 27 号 電車 狭軌1」(https://sts.kahaku.go.jp/sts/detail.php?no=100910131363&c=&y1=&y2=&dt1=1998%E5%B9%B41%E6%9C%881%E6%97%A5&dt2=&id=&pref=26&city=%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B8%82&org=1009&word=&p=3)
*4:京都市交通局(2024)『市電保存館 on WWW (狭軌I型~2000型)』(https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000006788.html)
*5:国立科学博物館産業技術史資料センター(1999)『産業技術史資料データベース』「京都市交通局 29 号 電車 1」(https://sts.kahaku.go.jp/sts/detail.php?no=100910131364&c=&y1=&y2=&dt1=1998%E5%B9%B41%E6%9C%881%E6%97%A5&dt2=&id=&pref=&city=&org=&word=%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B8%82%E4%BA%A4%E9%80%9A%E5%B1%80%E3%80%8029%E3%80%80%E5%8F%B7%E3%80%80%E3%80%80%E9%9B%BB%E8%BB%8A%201&p=2)
*6:山本明弘『現地解説板 京都市電広軌Ⅰ型電車について』(2017.7.16 閲覧)
*7:京都市交通局(2024)『市電保存館 on WWW (狭軌I型~2000型)』(https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000006788.html)
*8:国立科学博物館産業技術史資料センター(1999)『産業技術史資料データベース』「京都市交通局 505 号 電車 500」(https://sts.kahaku.go.jp/sts/detail.php?no=100910131365&c=&y1=&y2=&dt1=1998%E5%B9%B41%E6%9C%881%E6%97%A5&dt2=&id=&pref=&city=&org=&word=%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B8%82%E4%BA%A4%E9%80%9A%E5%B1%80&p=2)
*9:京都市交通局(2024)『市電保存館 on WWW (狭軌I型~2000型)』(https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000006788.html)
*10:国立科学博物館産業技術史資料センター(1999)『産業技術史資料データベース』「京都市交通局 1605 号 電車 1600」(https://sts.kahaku.go.jp/sts/detail.php?no=100910131369&c=&y1=&y2=&dt1=1998%E5%B9%B41%E6%9C%881%E6%97%A5&dt2=&id=&pref=&city=&org=&word=%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B8%82%E4%BA%A4%E9%80%9A%E5%B1%80&p=2)
*11:京都市交通局(2024)『市電保存館 on WWW (狭軌I型~2000型)』(https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000006788.html)
*12:国立科学博物館産業技術史資料センター(1999)『産業技術史資料データベース』「京都市交通局 890 号 電車 800」(https://sts.kahaku.go.jp/sts/detail.php?no=100910131367&c=&y1=&y2=&dt1=1998%E5%B9%B41%E6%9C%881%E6%97%A5&dt2=&id=&pref=&city=&org=&word=%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B8%82%E4%BA%A4%E9%80%9A%E5%B1%80&p=2)
*13:京都市交通局(2024)『市電保存館 on WWW (狭軌I型~2000型)』(https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000006788.html)
*14:国立科学博物館産業技術史資料センター(1999)『産業技術史資料データベース』「京都市交通局 935 号 電車 900」(https://sts.kahaku.go.jp/sts/detail.php?no=100910131368&c=&y1=&y2=&dt1=1998%E5%B9%B41%E6%9C%881%E6%97%A5&dt2=&id=&pref=&city=&org=&word=%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B8%82%E4%BA%A4%E9%80%9A%E5%B1%80&p=2)
*15:京都市交通局(2024)『市電保存館 on WWW (狭軌I型~2000型)』(https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000006788.html)
*16:国立科学博物館産業技術史資料センター(1999)『産業技術史資料データベース』「京都市交通局 703 号 電車 700」(https://sts.kahaku.go.jp/sts/detail.php?no=100910131366&c=&y1=&y2=&dt1=1998%E5%B9%B41%E6%9C%881%E6%97%A5&dt2=&id=&pref=&city=&org=&word=%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B8%82%E4%BA%A4%E9%80%9A%E5%B1%80&p=2)
*17:国立科学博物館産業技術史資料センター(1999)『産業技術史資料データベース』「京都市交通局 2001 号 電車 2000」(https://sts.kahaku.go.jp/sts/detail.php?no=100910131370&c=&y1=&y2=&dt1=1998%E5%B9%B41%E6%9C%881%E6%97%A5&dt2=&id=&pref=&city=&org=&word=%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B8%82%E4%BA%A4%E9%80%9A%E5%B1%80&p=2)
*18:いのうえ・こーいち(2014)『図説 国鉄蒸気機関車全史』pp22-23,29-31
*19:京都鉄道博物館『現地解説板 英国製の勾配用蒸気機関車 1800形1801号機』(2017.7.16 閲覧)
*20:いのうえ・こーいち(2014)『図説 国鉄蒸気機関車全史』pp50-52
*21:京都鉄道博物館『現地解説板 英国製テンダー式蒸気機関車を改造したタンク式蒸気機関車 1070形1080号機』(2024.2.10 閲覧)
*22:いのうえ・こーいち(2014)『図説 国鉄蒸気機関車全史』pp74-76, 261-263
*23:京都鉄道博物館『現地解説板 国産初の量産型蒸気機関車 230形233号機』(2024.2.10 閲覧)
*24:『現地解説板 ■重要文化財(美術工芸品)■ 230形233号蒸気機関車』(2024.2.10 閲覧)
*25:京都鉄道博物館『現地解説板 大正期に量産された貨物・勾配用蒸気機関車 9600形9633号機』(閲覧 2024.2.10)
*26:いのうえ・こーいち(2014)『図説 国鉄蒸気機関車全史』pp186-190
*27:京都鉄道博物館『現地解説板 大正期に量産された旅客用蒸気機関車 8620形8630号機』(閲覧 2024.2.10)
*28:京都鉄道博物館『現地解説板 C51形蒸気機関車239号機』(閲覧 2024.2.10)
*29:京都鉄道博物館『現地解説板 お召し列車の専用指定機 C51形239号機』(閲覧 2024.2.10)
*30:いのうえ・こーいち(2014)『図説 国鉄蒸気機関車全史』pp192-193
*31:京都鉄道博物館『現地解説板 9600形の後継機として開発された大型の貨物用蒸気機関車 D50形140号機』(閲覧 2024.2.10)
*32:いのうえ・こーいち(2014)『図説 国鉄蒸気機関車全史』pp193-197
*33:京都鉄道博物館『現地解説板 国産では唯一の3シリンダー機 C53形45号機』(閲覧 2024.2.10)
*34:いのうえ・こーいち(2014)『図説 国鉄蒸気機関車全史』pp199-200
*35:京都鉄道博物館『現地解説板 ローカル線で活躍した中型タンク式蒸気機関車 C11形64号機』(閲覧 2024.2.10)
*36:いのうえ・こーいち(2014)『図説 国鉄蒸気機関車全史』pp271-272
*37:京都鉄道博物館『現地解説板 日本で最も多く製造された蒸気機関車 D51形1号機』(閲覧 2024.2.10)
*38:いのうえ・こーいち(2014)『図説 国鉄蒸気機関車全史』pp278-279
*39:京都鉄道博物館『現地解説板 スポーク動輪を有する最後のパシフィック機 C55形1号機』(閲覧 2024.2.10)
*40:いのうえ・こーいち(2014)『図説 国鉄蒸気機関車全史』pp276-277
*41:京都鉄道博物館『現地解説板 「ポニー」の愛称で親しまれた小型テンダー式蒸気機関車 C56形160号機』(閲覧 2024.2.10)
*42:いのうえ・こーいち(2014)『図説 国鉄蒸気機関車全史』pp274-275
*43:髙木宏之(2015)『国鉄蒸気機関車史』pp108-113
*44:京都鉄道博物館『現地解説板 ローカル線で活躍した客貨両用蒸気機関車 C58形1号機』(閲覧 2024.2.10)
*45:いのうえ・こーいち(2014)『図説 国鉄蒸気機関車全史』pp287-288
*46:京都鉄道博物館『現地解説板 数々の特急列車をけん引した大型蒸気機関車 C59形164号機』(閲覧 2024.2.10)
*47:いのうえ・こーいち(2014)『図説 国鉄蒸気機関車全史』pp288-290, 301-303
*48:京都鉄道博物館『現地解説板 日本最大・最強のマンモス蒸気機関車 D52形468号機』(閲覧 2024.2.10)
*49:いのうえ・こーいち(2014)『図説 国鉄蒸気機関車全史』pp295-299
*50:髙木宏之(2015)『国鉄蒸気機関車史』pp144-157
*51:京都鉄道博物館『現地解説板 戦時規格形の入換専用機 B20形10号機』(閲覧 2024.2.10)
*52:いのうえ・こーいち(2014)『図説 国鉄蒸気機関車全史』pp299-300
*53:京都鉄道博物館『現地解説板 自動給炭機が初めて採用された蒸気機関車 C61形2号機』(閲覧 2024.2.10)
*54:いのうえ・こーいち(2014)『図説 国鉄蒸気機関車全史』pp303-305
*55:髙木宏之(2015)『国鉄蒸気機関車史』pp166-175
*56:いのうえ・こーいち(2014)『図説 国鉄蒸気機関車全史』pp304-306
*57:齋藤晃(2009)『蒸気機関車の技術史』pp201-204
*58:髙木宏之(2015)『国鉄蒸気機関車史』pp176-187
*59:いのうえ・こーいち(2014)『図説 国鉄蒸気機関車全史』pp304-306
*60:京都鉄道博物館『現地解説板 日本初の中型ディーゼル機関車 DD54形33号機』(2024.2.10 閲覧)
*61:京都鉄道博物館『現地解説板 日本で最初に製造された大型電気機関車 EF52形1号機』(2017.7.16 閲覧)
*62:京都鉄道博物館『現地解説板 戦後を代表する電気機関車「ゴハチ」 EF58形150号機』(2024.2.10 閲覧)
*63:宮本昌幸(2012)『鉄道車両の科学』pp214-217
*64:京都鉄道博物館『現地解説板 電気機関車の黄金時代を築く EF65形1号機』(2017.7.16 閲覧)
*65:京都鉄道博物館『現地解説板 運用効率が良い交直流併用(3電源方式)の電気機関車 EF81形103号機』(2024.2.10 閲覧)
*66:京都鉄道博物館『現地解説板 高速貨物列車用として誕生した車両 EF66形35号機』(2024.2.10 閲覧)
*67:宮本昌幸(2012)『鉄道車両の科学』pp230-231
*68:京都鉄道博物館『現地解説板 日本初の特急形ディーゼルカー』(2017.7.16 閲覧)
*69:宮本昌幸(2012)『鉄道車両の科学』pp253-256
*70:京都鉄道博物館『現地解説板 日本初の長大編成電車(先頭車) クハ86形1号車』(閲覧 2024.2.10)
*71:高橋団吉(2012)『新幹線をつくった男』pp109-125
*72:京都鉄道博物館『現地解説板 高度経済成長期の代表的な通勤形電車 クハ103形1号車』(2024.2.10 閲覧)
*73:京都鉄道博物館『現地解説板 「雷鳥」や「しらさぎ」として活躍 クハ489形1号車』(2024.2.10 閲覧)
*74:京都鉄道博物館『現地解説板 座席車と寝台車の両方に使用できた便利な電車 クハネ581形35号車』(2017.7.16 閲覧)
*75:京都鉄道博物館『現地解説板 初代新幹線電車(大阪方先頭車) 0系21形1号車』(2017.7.16 閲覧)
*76:宮本昌幸(2012)『鉄道車両の科学』pp182-202
*77:高橋団吉(2012)『新幹線をつくった男』pp237-275
*78:京都鉄道博物館『現地解説板 100系新幹線電車の登場 100系122形5003号車』(2024.2.10 閲覧)
*79:結解喜幸(2011)『新幹線車両大全』pp270-287
*80:京都鉄道博物館『現地解説板 当時の世界最速300km/hでの営業運転を実現した車両 500系521形1号車』(2017.7.16 閲覧)
*81:結解喜幸(2011)『新幹線車両大全』pp94-121
*82:JR西日本(2024)『ニュースリリース 山陽新幹線の更なる安全性・快適性の向上 ~N700Sの追加投入および500系営業運転終了~』(https://www.westjr.co.jp/press/article/2024/07/page_25676.html)