まだ知らぬ、日本を訪ねて

趣味の日本庭園や近代建築の紹介ブログです。

令和5年2月 神戸旅行 〜1日目〜

神戸港突堤  撮影:2023.02.23

 令和5年2月下旬、神戸を旅行しました。神戸を旅行するのはかれこれ10年ぶりです。

布引の滝

 新幹線で新神戸駅を降りた後に向かったのは、布引の滝。約1000年前の平安時代から続く名勝地です。息子の体力も考えて雌滝のみ散策しました。今回の旅行で初めて訪ねましたが、新幹線の駅から10分以内に到着できる名勝地に、ただただ驚きました。

布引の滝(雌滝)  撮影:2023.02.23

神戸メリケンパークオリエンタルホテル

 今回の旅行の宿泊ホテルは神戸メリケンパークオリエンタルホテルです。全国旅行支援も活用して、安価に泊まることができました。神戸港を代表する景観の一つである、神戸メリケンパークオリエンタルホテル。その姿は優美そのもの。平成7年(1995)開業のため、コンセントが少ない、水回りが少し古いといった部分もありますが、それをカバーしてあまりあるほどの眺望、雰囲気といった魅力に溢れたホテルでした。

神戸メリケンパークオリエンタルホテル  撮影:2023.02.23

神戸メリケンパークオリエンタルホテル 客室からの眺望  撮影:2023.02.23

御座船安宅丸

神戸港突堤  撮影:2023.02.23

 神戸港の遊覧船の一つである、御座船安宅丸。元々は、昭和61年(1986)に瀬戸内海で就航した観光船で、その後は東京湾で活躍していました。大阪・関西万博を控える令和3年(2021)に活躍の場を神戸港に移しています。徳川将軍家の葵の紋が強調されるなど、あまり関西感は無いですが、大輪田泊、兵庫津からの歴史を考えれば、場違いでは無いのかも知れません。

御座船安宅丸からの眺望  撮影:2023.02.23

 当日乗船した時間帯はちょうど「ナイトクルージング」でした。手持ちのカメラがブレブレで良さが伝わりにくいですが、神戸「1000万ドルの夜景」は美しいの一言です。そういえば、祖父が存命の頃に一緒に神戸港のクルージングに乗ったなと、感慨に浸りながら夜景を楽しみました。

神戸ハーバーランド

神戸ハーバーランド  撮影:2023.02.23

 神戸ハーバーランドは、国鉄湊川駅の跡地を商業施設として再開発したエリアです。開業後は、JR神戸駅から近いようで意外と不便な立地により苦戦を強いられました。現在ではその反省を踏まえて、平成25年(2013)に「神戸ハーバーランドumie」として再出発し、好調を維持しています。

 当日は、ナイトクルージングを終えた後、夕食の場所を探しながら夜のハーバーランドを散策しました。

モザイク“望楼”

 モザイク”望楼”は、大正3年(1914)に神戸港の入港監視台として建設されました。現在はモザイクの屋上に設置され、その瀟洒な雰囲気から商業施設「umie MOSAIC」のシンボルとして親しまれています。

神戸ハーバーランド モザイク”望楼”  撮影:2023.02.23
モザイク大観覧車

神戸ハーバーランド モザイク大観覧車  撮影:2023.02.23

神戸ハーバーランド モザイク大観覧車からの眺望  撮影:2023.02.23

 モザイク大観覧車は、神戸ハーバーランドにある大観覧車です。当日は夜に乗ったので、神戸の夜景を楽しみました。

神戸港旧信号所

 神戸港旧信号所は、大正10年(1921)に神戸港の新港第四突堤に建設された、神戸港に入出港する船舶の交通整理を行っていた信号所です。昭和12年(1937)、新港第五突堤に移設され、平成2年(1990)まで信号所として使用されていました。現在は神戸ハーバーランドに移築され、この地区の象徴的な建物として、神戸と神戸港にやってくる船舶を見守り続けています。

神戸ハーバーランド 神戸港旧信号所  撮影:2023.02.23

 久々の神戸の旅行。神戸の夜景をちゃんと見たのは初めてのような気がします。やっぱり、神戸はいいな。そして、やっぱり神戸港は意外と遠いんだよな。そんな記憶が蘇ってきた初日でした。