令和4年11月下旬、国営昭和記念公園を散策しました。東京・多摩地区でも有数の黄葉の名所の一つです。訪問時はすでに落葉が進んでいましたが、それでも楽しむことができました。
国営昭和記念公園
国営昭和記念公園は、昭和天皇御在位五十年記念事業の一環として在日米空軍立川航空基地跡地のうち、中央部に造成された国営公園です。昭和58年に第一期開園を迎え、その後整備・拡張を行いながら現在に至ります*1。
かたらいのイチョウ並木
かたらいのイチョウ並木は、全長300mの銀杏の並木道です。在日米軍基地時代からある樹木を残したものだそうで、昭和記念公園ができる前からの歴史があるようです*2。散策当日は、ほとんど落葉していましたが、黄色い絨毯は健在でした。見ごろの時は本当にきれいなんだろうなと想像できます。
日本庭園
昭和記念公園の日本庭園は、平成9年(1997)に首都圏における戦後最大規模の日本庭園として誕生しました*3。かなり広く、また本格的な庭園であり、戦後日本の総力を挙げた庭園である印象を持ちました。なかなか見ごたえがあります。散策当日は、紅葉がきれいに色づいており、ちょうど見頃になっていました。
カナール
カナールは、造園設計上の修景手法の一つで、細長い直線水路を意味します。全長200mの水路の両側には銀杏が植栽されており、昭和記念公園の二大黄葉スポットの一つになっています。陸上自衛隊立川駐屯地の滑走路が近接しており、航空制限により木の高さ制限があるため、ボックス状の刈込にしている特徴的です。かたらいのイチョウ並木とはまた違う雰囲気を出しています*4。かたらいのイチョウ並木と同様、落葉がだいぶ進んでいましたが、それでもきれいな並木道を歩くことができました。
銀杏はだいぶ落葉が進んでいましたが、日本庭園は見頃を迎えており、きれいな紅葉を鑑賞することができました。来年は銀杏の見頃に行きたいですね。
*1:国営昭和記念公園『国営昭和記念公園について』https://www.showakinen-koen.jp/about-park/(2022.12.06 閲覧)
*2:国営昭和記念公園『かたらいのイチョウ並木』https://www.showakinen-koen.jp/facility/facility-306/(2022.12.06 閲覧)
*3:国営昭和記念公園『日本庭園』https://www.showakinen-koen.jp/facility/facility-824/(2022.12.06 閲覧)
*4:国営昭和記念公園『カナール』https://www.showakinen-koen.jp/facility/facility-305/(2022.12.6 閲覧)